すべての生き物には寿命があり、生き物の種類によってその寿命の長さには差があります。
ファンシーラットの寿命は2年~3年で犬や猫と比べるととても短いです。
先日、我が家のファンシーラットが2年2か月生き、亡くなりました。
そろそろお別れがやってくると分かっていたけれど
いざ、本当のお別れとなると心苦しく辛いものです。
心臓がギューっとなりますよね。
もっと一緒にいたかった。
触れ合っていたかった。
可愛がりたかった。
ペット愛好家さん達は、心の整理がつくまでにかなり時間がかかるかと思います。
ですが、本当のお別れだからこそ「その後のやるべきこと」をしっかりと行い
少しでも気持ちの良い最期とさせてあげたいですよね。
今回は、私が先日亡くなったファンシーラットの「おこげさん」に行ったその後を記録として残したいと思います。
\おこげさん/

(2022.9.7~2022.11.12)
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準備したもの
- 箱
- タオル
- ペットシーツ
ペットが亡くなった場合、まずはそのご遺体を保管するための「箱」が必要です。
我が家ではちょうどよく「お菓子の空箱」があったので、その箱にタオルを敷き、タオルで包み込むようにおこげさんを寝かせました。
もしも、体が汚れてしまっている場合は、タオル又は柔らかいペーパーなどで優しく吹いてあげてください。
もし、最後まで看取ることが出来た場合
亡くなるとその後死後硬直で身体が硬くなります。
また、見開いた瞼もなかなか閉じれなくなってしまいます。
目の前で看取った場合は、お辛いかと思いますが、速やかにラットちゃんの尻尾と手足を丸くなるように整え、開いているお目目は優しく指で瞑らせてあげてください。

お目目はしばらく瞼を抑えていますとちゃんと閉じた状態になってくれます。
天国へ一緒にもたせるもの
生前大好きだった「ご飯」「おやつ」「齧り木」などを入れてあげました。
おこげさんの胸付近においてあげて、両手いっぱいに抱えて持っていってほしくてそうしました。

お花があったらお花を入れてあげるのも良いかもしれません。
また、火葬の日までの間に腐敗が進んでしまわぬようにお腹付近にクッキングペーパーで包んだ保冷剤をのせるなどしていました。

火葬という選択肢
今回、私はおこげさんに対し「火葬」というお別れ方法をとりました。
理由は「埋葬できる土地(庭)がない」ためです。
現在アパート暮らしでして、庭がないので埋葬することが出来ません。ベランダの植木鉢に「埋葬」という方法もありますが、おこげさんは結構体が大きかったので、土にかえるまでの時間を考えますと「火葬」が無難かなと思いました。
※埋葬については後ほどお話させて頂きます。
幸いなことに我が家の近くに「訪問火葬」をしてくださる事業所があり、今回はそこにお願いしました。(訪問だけでなく、自分で事業所へ連れていくことも可能でしたので、今回はおこげさんを車で連れていきました。)
ペットの訪問火葬「ペットライフ」
火葬のメリット
骨になって帰ってくるので、骨壺の状態でそばに置いておける。
火葬後「もう会えない」「触れられない」と決心がつき、少し心がスッキリする。
骨になった状態を見ることで少し冷静になれる。
火葬のデメリット
料金が高い場合がある。
※ペットの葬儀屋さんに寄ります。
しかし、私がお願いしたところでは、ラットくらいの小動物であれば
9000円ほどで火葬し「骨壺」と覆い袋に入れて返してくれました。
また、火葬する直前までおこげさんに触れることが出来、骨も拾わせてくれたので最期までしっかりとおこげさんとのお別れが出来ました。
火葬後
今回お願いした事業所の方のおかげで、おこげさんの骨はちゃんとのこっててくれました。
ちゃんと頭蓋骨や歯、足の骨、あばら骨ものこっていて、
「おこげさんが戻ってくれた」と少し安心しました。
その後しばらくはおこげさんを近くに置き、心の整理がつくまで待とうと思います。
\骨壺に入れておくと良いもの/
骨壺内の湿気を吸い、カビが生えるのを抑えるなどしてくれます。
そして、心の誠意が付いたら、ベランダのプランターの土の中に入れてあげて、可愛いお花を植えて毎日愛でようと思います。
少しだけ骨をカプセルなどに入れて大切に持っておくことも良いなと考えています。
\おすすめ/
埋葬という選択肢
実は、以前飼っていたハムスターは「埋葬」という手段をとっておりました。
亡くなったハムスターの遺体を時間をかけて自然に土に返していく方法です。
準備する物
- 通気性の良い植木鉢(素焼きの物が好ましいです)
- 園芸用の土
- 腐葉土(ご遺体の分解を促すため)
- 赤玉土(あれば)
- 軽石(植木鉢のそこに敷く為です。)
- 草花(後日植える為のものです。埋葬当日は不要です。)
私は近くのホームセンターで「中」程の大きさの素焼きの鉢植えを買いました。

雨風によって土が流れ、ご遺体が見えてしまわないよう大きさには余裕をもって選んだほうが良いです。
\我が家で使用した素焼きの植木鉢/
手順
軽石⇒園芸用土⇒腐葉土⇒ハムスター⇒腐葉土⇒園芸用土の順で埋葬しました。

ご遺体は腐葉土で挟むようにした方が通気性が良く、微生物による分解が進みやすいです。
なお、プランターにコバエが卵を産み付けて虫が湧いてしまわないよう最後に植木鉢の表面に「赤玉土」を敷くことで押さえられたり、赤玉土には小さな穴が沢山あり、程よい保水性と排水を促してくれます。
\小粒がオススメです/
植木鉢の置き場所
ご遺体の入った植木鉢は日当たりがよく、通気性の良い場所においてあげてください。
また、カビが生えてしまわぬようにしばらくは植物などを植えず、そっとしておくことが好ましいです。日にちが経ちますと、植木鉢の中央部が沈んでいきます。ご遺体の腐敗が進み、徐々に平らになってきている為、追加で土をかぶせても良いと思います。
決して好ましい方法ではない
埋葬についてお話させて頂きましたが、ご遺体がすっかり土にかえるまではかなりの時間がかかります。1匹のジャンガリアンハムスターでも1年ほどではまだまだ土にかえりません。
過去に埋葬した植木鉢に花を植えようと思い、少しだけ土を掘ったことがあります。
慎重に掘り進めたところ、何となくハムスターだったんだろうなというような毛が見えました。その時は「ごめんね」ととても申し訳ない気持ちになりました。
埋葬しておおよそ1年経っていましたが、完全に土に変えるには4年~10年ほどは必要と考えます。(小動物に対しての考えの為、犬や猫などの大きな動物はそもそも植木鉢による埋葬は向きません。)
まとめ
今回「火葬」という手段でお別れをしましたが「埋葬」よりも気に掛けることが少なく、その後の植木鉢管理の心配がない分気持ちがスッキリしました。
自分の環境や気持ちに沿った方法で、後悔しないお別れをしてあげてくださいね。
